世界最薄級オーガンジーにふれて

以前、石川県かほく市の繊維メーカー
株式会社コイズミさんがつくっている、
世界最薄級のオーガンジーのスカーフを
知人から贈り物として頂きました。
極薄オーガンジーと言えば、
天池合繊さんの〝天女の羽衣〟が有名ですが、
こんな美しい極薄オーガンジーを
主力につくっている企業があることを
はじめて知りました。
それを、ふとしたひらめきで、
サイドテーブルのクロスにしてみました。
○テキスタイルデザインがエキゾチック。
○ポリエステルで汚れにくい。
○極めて薄いため、存在感を主張しすぎない。
5デニールの薄さって、
どのくらいかというと、
女性の一般的な薄手のストッキングは、
およそ20デニール。
つまり、その4分の1の薄さです。
肉眼で観るより、写真だと赤く見えますが、
ふわりと半透明で、シックに風景に馴染む感じ。
しかも、水面のような艶がクールなので、
エレガントになりすぎない。
カーテンとともに、
ふわりと揺れる軽やかさ。
石川県は繊維大国と言われていますが、
実際にどんな繊維が織られて、
どんなふうに使われて、
世界でどんな評価を得ているかを、
私たちは、地元のことなのに、
意外に知りません。
伝統工芸は素晴らしい
最新技術も素晴らしい。
神がもたらす天然繊維は美しい。
人間の技術がうみだす化学繊維も至極美しい。
改めて青い鳥はそばにいることに、
きづく機会でした。